TOP 大阪アジアン映画祭公開決定! 三作品の監督独占インタビュー

特集

 

2012年12月17日
大阪アジアン映画祭公開決定! 三作品の監督独占インタビュー

鈴木監督 野口監督 山田監督

シネアスト・オーガニゼーション・大阪(CO2)とは

2004年スタート。劇場公開されるオリジナル企画を募集し監督数名を決定。制作・上映展を行うことで、新人映画作家の育成をサポートする。関西のインディーズ映画界の「今」が分かる上映展として注目を集めている。
2012年から大阪アジアン映画祭の中の1部門になり、『大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門』として再始動。2012年の助成作品は、梅澤和寛監督『治療休暇』、安川有果『Dressing Up』、常本琢招監督『蒼白者』の3本。
過去の助成作品としては、横浜聡子監督『ジャーマン+雨』、石井裕也監督『ガール・スパークス』、板倉善之監督『にくめ、ハレルヤ!』、石原貴洋監督『バイオレンスPM』、小栗はるひ監督『どんずまり便器』、リム・カーワイ『新世界の夜明け』など。
今夏劇場公開待機作品は、大江崇允監督『適切な距離』、今泉かおり監督『聴こえてる、ふりをしただけ』(第62回ベルリン国際映画祭正式招待部門ジェネレーションKプラス/子供審査員特別賞)。
シネアスト・オーガニゼーション・大阪(CO2) http://co2ex.org/

『丸』(仮題)鈴木洋平

【プロフィール】

1984年茨城県日立市出身、水戸市在住。28歳。
多摩美術大学映像演劇学科卒業。
過去作は第 5回 CO2 オープンコンペ部門入選作『空気に殺される』や『素人アワー』『橋の下の葬儀』など、ニッポンコネクション2010にて特集上映された。
『もの、物、者、もののけ』は調布映画祭2012奨励賞、よなご映像フェスティバル入選。

『丸』(仮題)

突然現れた球体を目撃した人間が次々に静止する。人質事件として騒がれるが球体は忽然と消え、動き出す目撃者たち。その後、目撃者達は球体を思い出す度に発作的静止を繰り返すようになり....。
※作品概要は11/1時点のものです。

(鈴木洋平=鈴木

制作体制と資金集め

聞き手
映画を撮り始めたきっかけを教えてください
鈴木
元々実験映画が好きで、高校の文化祭で初めて映画を撮りました。現在はブライダル関係の撮影や編集に携わりつつ、映画制作に取り組んでいて、これまでに5本撮りました。
聞き手
今まではどういった体制で映画を制作してこられましたか?
鈴木
学生時代に制作した作品以外は家族で制作しました。両親が昔芝居をやっていたこともあって、家族内工業みたいなものですね。
聞き手
ご家族の構成は?
鈴木
両親と弟と妹の5人で俳優兼スタッフですね。弟と妹は“家で何かやってるから手伝う”って感覚で参加してくれています。弟は大阪在住なんで、今回も何かしら協力してくれると思います。
聞き手
スタッフを集めるのではなく、家族内でというのは目を配りやすかったり意志が伝え易いからですか?
鈴木
それもありますけど、不健全でない制作のスタイルが理想なんです。友人に甘えても結局お金は払えないし、出来ないならやらない方がいいと思うんです。身近なところで出来る方法をその都度探って制作して来ました。
聞き手
今回はCO2の助成監督として主に関西での制作となりますが、どういった体制で臨まれる予定ですか?
鈴木
具体的な資金集めも考えていて、今回は地縁で繋がった人たちに制作資金を寄付してもらうことにしました。寄付してくれた人向けの上映会なども、来年三月の大阪アジアン映画祭のあとすぐに実現するように今の段階で動いています。地元で応援してくれる人たちの力を何とか映画に生かしたい、その中で家内工業のような制作スタイルと合わせて上手く出来たらと思っています。

『丸』という作品について

聞き手
作品のテーマを一言で表してみてください。
鈴木
“球体が現れて、見た人が静止してしまう”これに尽きますね。キャッチコピーもそういった感じになると思います。
聞き手
アイディアはどこから浮かんだのですか?
鈴木
何かを考えている時の自分です。表面上は止まっているけど内側では思考が巡らされている。止まっているように見えて実は高速で動いているイメージです。
聞き手
この企画が評価されたと思う点を教えてください。
鈴木
“丸”が現れて見た人が止まる。問題もそこに集約されています。“丸”は何か?という問い、それを物語の中で捏造して行けたら面白いでしょうね。この問い自体が抽象的なので答えは無数にある。だからこそ『答えはないんだ』と開き直るのは絶対にやめたい。現実では問題が山積みで、その問題に対峙すると静止してしまう。しかしこれは映画だから、そういった現実に沿った答えは必要ないんです。物語における答えを出したいと思っています。むしろそれを押し付けるような気持ちでやりたいと思います。非常に難しいですけどね。
第5回のCO2のコンペで『空気に殺される』という作品を出したんですが、モチーフが近いですね。「空気を読む」とか「空気が作られている」とか言いますけど、それ自体問題を総括する言葉でその時点では事象を掴んでいたとしても、時間と共に変化していくものです。そんなタイプのモチーフであることが映画の強みでも弱みでもあると思います。
聞き手
『丸』をどういう作品にしたいですか?
鈴木
人がよく言うような“観客”という存在をあまり信用せずに作っていこうと思います。“こうしないと観客に分からない”とよく言いますけど、“観客”ってこの企画の“丸”みたいな存在。抽象性に騙されないように。自分がこれを面白いからやる、とだけ言うとダサいし映画自体は抽象的なものではあるけど、抽象的な方向に受動的に流れないようにしたいですね。

現場で生まれかかっているものを逃さないようにしたい

聞き手
キャスティングや演出をする際に俳優にはどんなことを求めますか?
鈴木
俳優同士が画面を越えて視線を合わせる瞬間が好きです。これはどんな俳優でもできるはずで、俳優をどう動かすかに係ってくる。俳優に求めることより自分がきちんと向き合えるかどうかということから始めたいです。
先日『幸せの黄色いハンカチ』を見たんですけど、武田鉄矢が腹を下して藪で用を足して戻って来たら、桃井かおりが運転していた車が崖から落ちかけているんです。武田鉄矢が「新車なのにどうしてくれるんだ!」って怒ってる最中に「またウンコしたくなっちゃった」って言う。その瞬間に高倉健が肩で笑ってるんです。ああいう瞬間っていいなと思います。本来はダメなんでしょうけど、そういう幅を残したいし、これは現場じゃないと分からない。ダメだと決め付けずに、生まれかかっているものを逃さないようにしたいですね。
聞き手
好きな俳優はいますか?
鈴木
アクの強い俳優が好きです。最近だと『狂気の行方』や『テイク・シェルター』に出たマイケル・シャノンですね。皺を寄せて気難しい顔をするんですけど、表情があるように見えてあまり表情で芝居をしていないところがいい。でもこれはあくまで個人的に好きなだけで、俳優選びとは別です。
あまり人間に固執してないかもしれません。そこが弱点でもあるんでしょうけど、人間より実体のないものを描きたいんですよね。“丸”も見えたからには何か考えてるんじゃないのかと思って(笑)。そういう風に見せることが出来るから映画って面白いなと思います。
聞き手
キャストはどう集めていく予定ですか?
鈴木
一緒にやりたい俳優は今2人程考えています。宛書はしてないんですけど。登場人物がちょい役も含めて結構多いので、CO2のオーディションの他は、面白い人がいれば街で声掛けたりなんてことも(笑)。今日も街で変わったお揃いのTシャツを着た二人組みがいて、声を掛けたんですよ(笑)。そんな風に居てくれるだけで何かを醸し出してくれる人がいいですね。
聞き手
クリエイターズコミュニティのサイトは活用していただけそうでしょうか。
鈴木
キャスティングやスタッフ集めの際に身近な知り合いだけでなく開かれた場で選択肢を広げるという点で、各地で似たような意識を持っている人はたくさんいると思う。その中のいいモデルケースになるといいですね。そのためには、こういう風にして現場が成立したという結果も知りたいですね。今回はCO2の助成監督として制作に入るわけですが、まず自分で出来ることからやってみて、それから活用したい。インタビューが面白かったですね。あと、一種のSNSとして利用するもの手かなと思います。
『壁の中の子供達』(仮題)野口雄也

【プロフィール】

1982年東京出身。30歳。
俳優として映画制作に参加する傍ら、映画脚本や小説の執筆をはじめる。
CO2には、第7回助成作品『大野リバーサイドパーク』(2011年 監督・尾崎香仁)で、俳優として参加。
本作は、7年前に執筆した自身の小説「KLON」が原作。今回初の長編映画となる。

『壁の中の子供達』(仮題)

壁を隔てた隣町がクローン人間の町と言われている不条理な世界を舞台に、壁を越えて事実を確かめようとする中学生達の冒険を描く。
※作品概要は11/1時点のものです。

(野口雄也=野口

各ポジションを経験したい!つきない興味に動かされる

聞き手
映画を作り始めたきっかけは?
野口
最初はお芝居をしたくて映画に興味を持ちました。高校生の頃から興味はあったんですけど、やり始めたのは22歳から。映画少年だった訳でも舞台が好きだった訳でもなく、単純に芝居して表現したものが仕事になるというのに惹かれましたね。目立ちたがりやだったのかも。最初はオーディションを受けて自主制作映画に出始めて知り合った監督たちと自分のチームを作って俳優・脚本・制作をやりました。自分でも撮ってみたいと初監督は26、27歳くらいで10分ほどの短編を撮りました。翌年にもう1本撮りましたがそれから期間が開いているので俳優としての経歴の方が長いですね。
CO2は前から存在は知っていたんですけど、第7回の尾崎香仁監督の『大野サイドリバーパーク』に出演したこともあって今回応募に至りました。
聞き手
映画を撮ってどういうところにはまりましたか?
野口
色々やってみたいという興味があって、小説を書いたりお芝居やったり、脚本を書くのも楽しい。その延長線上に監督があって。元々お芝居の勉強のために脚本を勉強したんですね。演じる上でも役立つんですけど、監督をやる時もこういう事を気をつけようとか新鮮なアイディアや発想が生まれてきます。
聞き手
シナリオセンターではどんなことを学びましたか?
野口
いわゆる技術的なことですね。こういうものを表現するにはこう書くとか。半年の講座だったんですけど、脚本が分かったことで脚本家の意図を汲み取ったり映像になったときどんな風になるのかが明確になりました。
聞き手
今はどんなお仕事ですか?
野口
飲食店で料理を作るアルバイトしながら自主映画に出たりしています。これも興味があったからなんですけど(笑)。作るって意味では映画作りに通じるものもありますね。

SFの世界観で子供時代の普遍的な葛藤を描く

聞き手
テーマを一言で表現してみてください。
野口
「子供達の等身大のかっこ悪さ、ダサさ、人間的な面白さを切り取りたい」です。2本撮ったうちの最初の作品はクローンを題材にしていてその次は高校生の話。結果論だけど今回の企画にうまく繋がったかなと。
聞き手
クローンという題材に惹かれるのは何故ですか?ニュースで興味を持たれたのでしょうか。
野口
今回の企画意図でもあるんですけど、町全体がクローン化される。多感な年頃の中学生が何を感じてどう行動していくかを考え出したら、色々なアイディアがどんどん生まれて来ました。先日、世界報道写真展に偶然足を運んだんですが、イスラエル、パレスチナにアパルトヘイト・ウォールっていう壁があるんですね。政治的な問題ではあるんですが、壁の周りに住んでいる子どもたちがいる現実があって、創作する上で改めて強いインスピレーションを得ましたね。
聞き手
CO2の選考では、どういったところが評価されたと思われますか?
野口
自分ではよく分からなかったんですけど、何故クローン人間を扱ったのか、何故壁なのか?街の設定・世界観に対する突込みが多かったですね。最初は企画書の段階で“クローン”“壁に囲まれた街”という言葉だけでSFの世界とか、現実的に撮れるのかとか、誤解を招いていた部分があったと思うんですけど、脚本を読んでいただいた上でここまで残れたので、ある程度は理解していただいたのかなと思います。小説の段階から7年間温めていた企画で、元は200ページくらいの中編。雑誌・ダ・ヴィンチの文学賞で上位に残していただいたんです。その時編集担当の方から、この作品がここまで残った理由、賞に至らなかった意見もいただいたので、それが脚本につながって良かったです。
聞き手
『壁の中の子供達』は、どんな作品にしたいと思われますか?
野口
SFの要素、不条理の要素といった世界観はありますが、その中で子供たちがどう行動してどういう結末に至るのか。大人になっても結局子供の時の気持ちを繰り返しているんだと思います。根本になる少年時代の誰もが持っている葛藤を描いて、観客の皆さんに共感や懐かしさを感じていただけたらと思っています。

キャラクターを募集するのではなくその人の良さを生かす

聞き手
オーディションの際はどういったことを重視したいですか?
野口
中学生が何を考えているのか等身大に描きたいので、形式ばった演技よりその人の良さを切り取って行きたい。“こういうキャラクターを募集している”というのではなく、その人の良さを取り入れていければよいと思います。性格、スタイル、容姿に囚われず、幅広く募集したいです。日常でコンプレックスに感じている部分が映画で生かせることもあると思います。
聞き手
他の作品の演出で惹かれたものはありますか?
野口
今回の企画とは全く違うんですけどアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の作品で『21グラム』が好きですね。僕が俳優をやっていることもあって、演技、撮り方、編集、全てに影響を受けています。ショーン・ペンやベニチオ・デル・トロの演技も凄いんですけどエキストラの演技にも惹かれますね。子供や少しだけ登場するおっちゃん、おばちゃんが魅力的で、作品の中のリアルを支えているのが良かったです。
聞き手
キャスティングはどう探す予定ですか?
野口
大阪の撮影が多いので、関西で活動中の俳優を広く募集します。今回中学生のお話で主要キャストは4、5人ですが、さっき『21グラム』を例に挙げたように、映画では主演をメインに切り取るけどそこにいる人たちはその世界に生きている訳だからエキストラと思わないで単純に一日の主役くらいの気持ちで臨んでくれたら、と思います。
聞き手
クリエイターズコミュニティのサイトもぜひ活用してください。
野口
こういうサイトがあるのは有難いですね。今回は拠点から離れて関西での制作になりますから、キャストやスタッフ集めで地域やニーズに合わせられるんじゃないかなと期待しています。
『GET BACK NIGHT』(仮題)山田剛志

【プロフィール】

1988年神奈川県川崎市出身。24歳。
高校二年時にDVカメラでクラスメートを撮影した『KIDS FICTION』を監督。映画表現に興味を持つ。
大学在学中の2009年に映画美学校フィク ションコース13期初等科に入学。修了後も自主制作映画の現場に参加し、自らも短編映画を監督する。過去作として『脱運命』(2011年)、『トーキー』(2012年)がある。

『GET BACK NIGHT』(仮題)

夢遊病に苛まれている結婚前の女性。過去にいじめに係っていた男性といじめを受けていた男性が、受身の女性の存在によって自分の暗い欲望に直面していく姿を重層的に描く。
※作品概要は11/1時点のものです。

(山田剛志=山田

面白さに貪欲な大人たちに影響を受ける

聞き手
映画は昔からお好きだったんですか?
山田
中学生のころはアメリカ映画を俳優中心に観ていて、特にブラット・ピットが好きでした。高校時代に映画を撮ってから、ヨーロッパ映画や日本映画を観るようになりました。最近は自分の歳に近い監督の作品も観るようにしていて刺激を受けています。
聞き手
学園祭のために映画を撮ってみて、どういうところに面白さを感じましたか?
山田
ラブストーリーを撮ることになって、監督・カメラ・演出・記録をやったんですけど、フィクションというフィルターを通すことで、普段一緒に過ごしているクラスメートが新鮮に愛おしく画面に写っていたんですね。それで映画制作にもっと興味が沸きました。
聞き手
影響を受けた監督はいますか?
山田
たくさんいますし、蓮實重彥さんの批評を読んで、僕にも映画が撮れるかもしれないと勘違いしてここまで来ました。蓮實さんの言ってることって具体的なんですね。“個性的であれ”という事ではなくて、むしろ“世界をよく見ている奴が面白い映画を撮るんだ”っておっしゃっていて影響を受けています。
聞き手
映画美学校ではどんなことが身に付きましたか。
山田
ミニコラボという実習があって、プロの監督について短編製作をするんですよ。大工原正樹監督の短編『破壊くん』で、チャラ男の役もやったし(笑)、企画立ち上げからリハーサル、撮影・編集まで係りました。プロの現場はこれしか知りませんが、リハーサルの大事さを学んだので自分の現場に生かしています。
聞き手
リハーサルにかなり時間を取るということでしょうか。
山田
ロケ地が決まったら、リハーサル室に間取りを忠実に再現して演出を固めていくんです。例えば脚本だけ読めば救いようのない話を、半笑いでやってみる、なんていう風に芝居を探る。大工原監督、高橋洋監督、古澤健監督、みんな共通して面白さに貪欲な人達です。そんな大人たちを見て、映画の作り方というより、こういう生き方もいいんだって生き方レベルで影響を受けました。
聞き手
今現在、お仕事はどうされてますか?
山田
現在はフリーターとして資金を貯めつつ、映画制作に取り組んでいます。

フィルムノワールの要素で普遍的な問いかけ

聞き手
テーマを一言で表してみてください。
山田
「自分の人生を生きようとする人達を描く」ですね。
元々フィルムノワールが念頭にあって、その定義として夜間撮影が多い、犯罪を題材にしているということが挙げられますが、もっと大きな要素として人間の暗い欲望を描いている点を重視しています。結婚前の女性が主人公で、夢遊病で真夜中に自分が歩いている写真が匿名で送られてくる不安に苛まれています。女性の不安にフォーカスしていく前半と、後半では女性を巡って、かつていじめの被害者だった男性が同じような行為に及ぶ自分に悩み、婚約が破綻した女性の元婚約者は新しい恋人を支配することでしか愛することができない、そんな姿を重層的に描きます。
聞き手
今回ご自分の企画で評価されたと思うのはどんな点ですか?
山田
鈴木さんと野口さんはSF的設定なんですけど、僕は普通の設定で、登場人物の関係性が目まぐるしく動く人間ドラマです。今回の2次選考では面白いシナリオ、面白い映像を具体化するのは当然として、他にプレゼン能力がいるのを痛感しました。自分がやりたいことは漠然とあるけど、質問に明確に答えられなかったんです。自分を変えたいと思って準備して、今回CO2のインターンの皆さんの前でのプレゼンに臨みました。難しいですけど、見ず知らずの人を「これがこう面白いですよ」って言って引き止めるくらいでなくては。
聞き手
今回の意気込みを
山田
願ってもないチャンスです。プロっぽくやろうとは思わないです。経験の浅い部分で誰も観たことがない斬新な映画が作れたらと思います。これまでに短編を2本撮っていて、1本は美学校の課題で5分を3回に渡って撮り編集で1本にしたものです。1本のシナリオである程度の作品を撮ったのは1度だけ。今回は初めて長編が撮れるので有難いです。

キャストの組み合わせ、声へのこだわり

聞き手
俳優を選ぶ時、どういったことを重視しますか?
山田
常識のある人。パフォーマーと言うんでしょうか、普段と演技が地続きの人や、自分を個性的に見せようとし過ぎる人は少し苦手ですね。見た目よりは声を重視します。その人1人ではなく組み合わせも大事で、作品の構成によると思います
聞き手
キャスティングはどう探す予定ですか?
山田
東京で何人か美学校の関係であたっているのと、同世代の監督の作品で頭の中から離れない人たちに声を掛けようと思っています。オーディションも大いに活用させていただいて。キャスティングが一番映画のキモだと思うんです。それさえ決まれば、後はこの人達がこの映画の世界に居るということを信じて。1つ信じるものが出来たら強いと思うのでがんばります。
聞き手
クリエイターズコミュニティのサイトは事務所所属の人から経験のない人まで登録がありますので、活用していただけたらと思います。
山田
経験者だけではないのが凄くいいですね。そういう人こそ斬新な発想を持っていたりすると思うので。キャスティングの選択肢が増えることに期待しています。

まずはここから!

はじめての方
無料登録
会員の方
ログイン

▲ページトップへ